ファイザー株式会社

会社概要

社名 ファイザー株式会社
本社所在地 東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル
電話番号 03-5309-7000
代表者 代表取締役社長 梅田 一郎
URL http://www.pfizer.co.jp/pfizer/
設立 1953年8月1日
資本金 4,687億円
従業員数 5,857名
事業内容 医療用医薬品、動物用医薬品、農薬の製造・販売・輸出入

世界一のメガファーマ「ファイザー」

ファイザーはアメリカに本社を置く製薬会社で、世界一の売上高を誇るメガファーマです。ファイザー日本法人の国内に置ける売上高は9位となっています。

世界一の売上を誇る高脂血症治療剤「リピトール」

ファイザーの主力商品は、高脂血症治療剤「リピトール」です。リピトールは、血液中の悪玉コレステロールを下げる治療薬です。 リピトールは、世界で一番の売上を誇るブロックバスター薬となっております、ファイザーの経営を支える要となっております。

リピトールショック

しかし、そのリピトールも2011年11月30日に特許切れを向かえ、既に続々とジェネリック医薬品が登場しております。 この影響は必須と見られ、「リピトールショック」とも呼ばれています。ファイザーが世界ナンバーワンの地位から陥落する日も近いかもしれません。

シオノギ製薬にも影響が

リピトールの特許切れに伴い、影響を受けると言われているのが、シオノギ製薬の高脂血症治療剤「クレストール」です。クレストールはシオノギ製薬の経営を支える主力商品の1つです。 同じ高脂血症治療剤のジェネリック医薬品が続々と登場しているわけですから、クレストールへの影響も避けられないでしょう。

俯瞰的アプローチ

リピトールショックは製薬経営の難しさを改めて示すものだと思います。世界一の売上高を誇るファイザーでさえ、特許切れ問題を避けられないという事実を物語っています。

ファイザーの誤算は、新薬であるCETP阻害剤「トルセトラピブ」の開発が失敗に終わったことでしょう。トルセトラピブは、ファイザーが開発を進める数多くの新薬の中でも最も重要視されていた新薬で、 8億ドルもの開発費が掛けられていました。開発に成功すれば、リピトールの穴埋めするブロックバスター薬になると見込まれていましたが、その夢は脆くも崩れ去りました。

世界一のメガファーマがこの危機をどう乗り切っていくのは、注視していきたいと思います。