杏林製薬株式会社

会社概要

社名 杏林製薬株式会社
本社所在地 東京都千代田区神田駿河台2丁目5番地
電話番号 03-3293-3411
代表者 代表取締役社長 宮下 三朝
URL http://www.kyorin-pharm.co.jp/
創業 1923年
設立 1940年
資本金 43億1,700万円(平成24年3月31日現在)
従業員数 1,798名(平成24年3月31日現在)
事業内容 医薬品の製造販売

泌尿器科・呼吸器科・耳鼻科の分野で活躍するキョーリン製薬

杏林製薬株式会社は、通称「キョーリン製薬」の名前で広く認知されています。その歴史は古く1923年にまで遡ります。はじめの社名は杏林製薬ではなく東洋新薬社という社名でした。

主力事業は、医療用医薬品の開発・販売で、泌尿器科、呼吸器科、耳鼻科の分野の治療薬を数多く提供しています。 近年、力を入れているのは、過活動膀胱治療剤「ウリトス」、気道粘液調整・粘膜正常化剤「ムコダイン」、気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療薬「キプレス」などです。

また、2005年にジェネリック医薬品メーカーである東洋ファルマーを買収しており、ジェネリック医薬品の製造・開発にも力を入れはじめています。

哺乳びん消毒液のミルトン

私たちの生活に馴染みの深いキョーリン製薬の製品といえば、哺乳びん消毒液の「ミルトン」です。もともとはP&Gの事業であった「ミルトン」ですが、 1998年の買収を期にキョーリン製薬の事業として展開されております。

俯瞰的アプローチ

キョーリン製薬は日本の製薬会社の中堅企業といったところでしょうか。キョーリン製薬の歩みの中で注目したいのが、ジェネリック医薬品メーカーである東洋ファルマーの買収です。

これまでの製薬会社は、新薬を開発してなんぼといった考えが主流でした。ブロックバスターを開発し、一獲千金を夢見ていたわけです。 しかし、新薬の開発には莫大な資金が必要になることから、資本で劣る製薬会社はジェネリック医薬品(後発医薬品)の製造に着手せざるを得ない状況になりました。

ジェネリック医薬品の製造は、ブロックバスターの開発のような魅力はありません。しかし、低コストで利益を見込める確実性の高い事業ですので、中堅の製薬会社はより積極的に取り組んでいく流れになると思います。